また、クズのつるは長いことから、切り取ったつるが乾燥して固くなる前に編むことで、籠などの生活用品を作ることができる。, 2008年には、クズ属植物からバイオマスエタノールを抽出する技術が宮崎大学によって開発された。, 日本においては古くから絵画や意匠の題材として扱われ、クズ固有の小さな葉を意匠的に図案化した家紋が数多く存在する。, なお、葛は秋の七草のひとつに数えられるとともに、秋の季語として多くの俳句に詠われている。, 酒井抱一『風雨草花図』(左隻)。和歌や日本美術の世界において、葛は主要な秋草のひとつであった。, 月岡芳年『新形三十六怪撰』より「葛の葉きつね童子にわかるるの図」。浮世絵に描かれた葛の例。, National Center for Biotechnology Information, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=クズ&oldid=80181942. 韃靼そばとはタデ科ソバ属の一年草で独特な苦みがある 葛の葉の原材料である葛はマメ科のつる性の多年草で、日本各地の山野に自生し、秋の七草の一つにも数えられる植物です。根に含まれるでんぷんから取ったクズ粉が、クズ湯、クズきり、クズモチなどに使われます。葛の根には、イソフラボン配糖体のダイズイン、ダイゼイン、プエラリンが含まれています。 体を温めたい時や風邪っぽい時に古くから飲まれてきたくず湯。デンプンが主成分ですが血行促進作用なども期待できることから、肩こり軽減などにも取り入れられています。また近年はイソフラボン類やサポニン類を豊富に含む葛の花に肥満予防効果が報告され、ダイエット成分として注目されています。そのほか女性ホルモン(エストロゲン様)作用による更年期障害や月経トラブルの緩和、アンチエイジングなどにも効果が期待されています。, 日本で古くから活用されてきた薬草の一つ、葛(クズ)。美しい紅紫色の花から秋の七草の一つにも数えられていますし、観賞性に優れているとされる秋の七草の中で唯一食材として使われるものであるとも言われています。葛と言えば根から抽出されたデンプン“本葛粉”がよく知られておりますし、葛餅・葛切りをはじめとした和菓子類、風邪をひいた時などに飲むくず湯などを口にしたことがある方も多いのではないでしょうか。また根をそのまま乾燥させたものは生薬“葛根”となり、現在でも葛根湯などの漢方薬の原料として使われています。葛根にするなら初夏頃、葛粉にするなら秋から冬に根を掘り出すと良いという話もあります。, 植物分類としてはマメ科に属すつる性植物で、原産は日本・朝鮮半島~中国にかけての地域とされています。漢字の葛には“かずら”という呼び方もあり、つる草の総称としても用いられます。それだけポピュラーなつる草であったとも言えるかもしれません。日本で一般的に葛と呼んでいるのは学名がPueraria lobata種で、花の白いシロバナクズ・花が淡ピンク色のトキイロクズなどはその品種。同属の近縁種には沖縄などに分布しているタイワンクズ(P. montana)など15~20種くらいがあるそうです。, 葛は一日に1メートル伸びるとも言われるとおり、非常に生命力が強い生き物。切り取っても根茎が残っているとすぐ再生してしまうので、農業や林業では厄介な有害植物とされています。また繁殖力の強さから観賞用や飼料用として導入したアメリカでは自生するようになり爆発的繁殖が問題になっていたりと、国際自然保護連合(IUCN)の『世界の侵略的外来種ワースト100』に選ばれているほど。そうしたことから“くず”という名前の語源も良くない意味かと思われがちですが、これは奈良県の国栖(くず)という地域が葛粉の産地だったためと言われています。, 葛というと本葛粉や葛根など根の利用がよく知られていますが、若葉や新芽(つる)は山菜感覚で天ぷらや和物などにも使われます。見た目がキレイで甘い匂いを放つ葛の花も天ぷら・和物のほか混ぜご飯の具やお漬物などにも使われています。また乾燥させた花は“葛花”と呼ばれる生薬になり、日本だけではなくアジアの様々な地域で二日酔い対策に使われてきたそう。食用以外にも葛のつるは新石器時代から繊維として布を編むのに使われてきましたし、古くは布・壁紙などにも用いられたそうです。カゴなどの民芸品用としても使われていますね。, こうして様々につかえることから「クズは捨てるところのない植物」とも言われていますが、マメ科の植物なだけに枝豆に似た果実をつけるものの、この実(種子)だけはほとんど活用されません。毒があるというわけではないそうですが、実が小さいし美味しくもないのだそうです。, クズの根をそのまま乾燥させた生薬“葛根”よりは劣りますが、本葛粉にも血液中に増えすぎたコレステロールを減少させるイソフラボン類、同じくコレステロール低減や過酸化脂質の生成抑制などの働きで血流改善に役立つサポニン類などが含まれています。加えてイソフラボン類には血管や筋肉の緊張を緩める働きがあるという説もありますから、血行不良や冷え性の軽減に役立つと考えられます。, また主成分がデンプンでとろみがあるため熱が冷めにくく、お腹の中でも温度を保持してくれるので体感的に温かいというメリットもあるでしょう。くず湯を水で溶いて温めただけのものは味がなく飲みにくいですから、体を温めるショウガとハチミツなどを加えたり、他のお茶にとろみを付ける感覚で利用すると良いでしょう。, 漢方薬であれば葛根湯、民間療法であればくず湯が風邪のケアとして使われているのは第一に体を温める働きに優れていることが挙げられます。発汗作用や解熱作用があるとされていますから、寒気がする時や熱が出ている時に役立ってくれるでしょう。ちなみに東洋医学で気味が平性~微温性とされているのも、体を温める働きと解熱効果の両方があるためと言われています。, 加えてくず湯(本葛粉)に含まれているサポニン類には、免疫力を高める働きや鎮咳去痰作用を持つものも含まれていると考えられています。植物性ステロールのβ-シトステロールも抗炎症作用や免疫強化などの働きが報告されていますから、くず湯を飲むことで風邪による炎症の軽減にも効果が期待できます。体が温まることも免疫力アップに繋がりますし、消化に負担がかかりにくいデンプンからエネルギー補給も出来るので、風邪予防やひきはじめのケアに長く使われてきたのでしょう。, イソフラボン誘導体のダイゼインという成分には、筋肉の緊張を和らげてこりや筋肉痛などの痛みを軽減する働きが期待されています。ただし本葛粉にもダイゼインは含まれていますが、その量は微量。そのためくず湯が風邪のときだけではなく普通の肩こり・腰痛などにも良いと言われるのは、血行が良くなることの方が大きいのではないかと考えられています。, 肩こりや腰痛・頭痛などの原因の一つには「筋肉が凝り固まることで起こる血行不良(もしくは血行不良で筋肉がこわばる)」ことが挙げられます。葛は血行促進のほか鎮痛・抗炎症作用があるとされていますから、血行不良によって悪化している様々な痛みの軽減に効果が期待されています。落語では『葛根湯医者』という何の症状でも葛根湯をすすめる医者の演目がありますが、ただヤブ医者を揶揄したものではなく広い用途に葛根が使われていという見方もできますね。. ため、ニガソバとも呼ばれています。, 今や日本では4人に1人は花粉症の症状に悩まされている また葛茶には発汗作用、解熱作用もあり 中を温めてくれます。 ハーブレモンバーム 漢方薬の葛根湯はの原料となる葛には体にうれしい効能を活かす食べ方があります。葛湯はその代表的な料理法です。吉野葛で知られる葛のおいしい食べ方や料理法、葛根湯の働き、つる性の雑草としての特徴など葛についてを詳しく解説します。, 子供のころ風邪をひいたらお母さんが葛湯を作ってくれた思い出がある方も少なくないのではないでしょうか。お腹が痛いときにもとろりとしてほんのり甘い葛湯は弱った体をやさしくあたため、労わってくれるかのような食べ物です。そんな葛についておいしい食べ方や利用法について詳しく見ていきましょう。, 甜太愛煮(@mompowercook)がシェアした投稿 - 2020年 2月月16日午後9時27分PST, かつて大和国と呼ばれた現在の奈良県吉野川上流、国栖(くず)という土地が葛粉の産地だったことに由来します。漢字では葛をいう字を当て「かづら」とも読みます。吉野ではおよそ450年前から良質の水と寒冷な気候を活かして葛の生産を行っています。, Hitoshi Kumagai(@kuma_hito418)がシェアした投稿 - 2019年 9月月9日午前7時28分PDT, 葛は日当たりのよい山野に生育し、夏の終わりごろには赤紫色の花をつけ甘い香りが漂います。葉は3出複葉、裏面に密生する白い毛でヨモギを見分けられます。10m近くもつるを伸ばし地面を這い、大きな三枚葉が一帯を覆いつくすほどの繁殖力で他の植物を圧倒するため、雑草として扱われることもあります。, 花が終わると長さ6~8cmの茶褐色のさやの中で果実が実ります。秋が深まるころには根元が木質化し始め、長芋に似た肥大した塊根にたっぷりとデンプンを蓄えるのが特徴です。長さは約1.5m、径は20cmほどになるものもあり、根をかむと少々苦みを感じます。, 田島恵/重ね煮アカデミー/薬に頼らない子育て/鎌倉(@kasaneni.academy)がシェアした投稿 - 2020年 2月月3日午前6時00分PST, 葛の根には大豆にまさるイソフラボンが含まれ、体温を上げることにより発汗を促して熱を下げる、消化を活性化する、痙攣を鎮めるなどの効能が期待できるといわれています。, トロリとした葛湯は喉の痛みを伴う風邪のときにも飲みやすいものです。風邪かなと思ったら早めにあたたかい葛湯で一息ついて、体を休めてあげましょう。, 葛のデンプンは消化がよく、胃腸に負担をかけることなく、栄養がとれます。体をあたためてゆっくりと休養をとりましょう。, 葛が体をあたため安眠に導いてくれます。特に寒い冬の日には寝る前のリラックスタイムに葛湯でこわばった首や肩を解きほぐしてあげましょう。.